子連れ旅には欠かせない、配車アプリ。
ネパールでは、「Pathao(パタオ)」と「inDrive(インドライブ)」の2つのアプリが使えます。
わが家は、2024年8月に子ども3人とネパールを3週間旅しました。
配車アプリを実際に使ってみて感じた、おすすめポイントや注意点をご紹介します。
ネパールで使える配車アプリは2つ
カトマンズ、ポカラで実際に使ってみた配車アプリ2つをご紹介します。
値段 | 支払方法 | つかまりやすさ | 操作性 | |
Pathao | ○ | 現金 | ○ | △ |
inDrive | ◎ | 現金 | △ | ○ |
※ 2024年8月時点で、ルンピニー、バイラワ(シッダルタナガル)ではinDriveは使えない。Pathaoはバイクのみ使えた。
順番に詳しく見ていきましょう。
Pathao(パタオ)
バングラデシュに本社がある配車アプリです。
バングラデシュとネパールで使うことができます。
▼ ダウンロードはこちら ▼
|
|
順番に見ていきましょう。
①バングラデシュかネパールの電話番号が必要
日本の電話番号では登録ができません。
ネパールのSIMカードを購入すれば、電話番号も付いてきます。
SIMカードの購入について、詳しくはこちらを参考にしてください。
②近距離(5km未満)が安い
割引クーポンがあるので、近距離だとinDriveよりも安くなります。
このキャンペーンがいつまでやっているかは分かりませんが…。
割引クーポンがなければ、inDriveよりもちょい高でした。
ただ、Pathaoの料金設定の方が実態に合っているのか、車がつかまりやすいです。
料金は仮確定で、目的地に到着してから料金が確定します(ドライバーが到着ボタンをタップすると確定)。
渋滞などで時間がかかると、その分料金が上乗せされる仕組みです。
この仕組みがあるので、「途中でミニスーパーに寄ってほしい」などの要望にも気軽に応じてくれます。
inDriveは料金固定制のため、渋られる可能性もあります。
③配車される車は小さめ
わが家が使った範囲では、配車される車はすべて小さめでした。(スズキのアルトくらい)
普段の街中の移動なら問題ないですが、すべての荷物を持って移動するときはちょっとキツかったです。
トランクと助手席に荷物をのせて、家族5人が後部座席に座ります。
長時間の移動ではないので、なんとかなりましたが。
④操作性があまりよくない
具体的に言うと、こんな感じです。
- 基本的に動作が遅め
- 英語で目的地(ホテルや飲食店)を入力しても検索にヒットしないことがある
- ワード検索の結果がランダム表示
(近い距離から順番に表示されるわけではない)
致命的に使いにくいわけではないですが、プチストレスです。
⑤カトマンズではデリバリーサービスもある
2024年8月時点では、首都カトマンズのみでフードデリバリーのサービスもやっています。
街中でもPathaoのバッグを背負って走り抜けるバイクを良く見かけました。
特に雨季(6〜8月)には重宝するサービスです。
inDrive(インドライブ)
45カ国以上、700以上の都市で利用されています。
ダウンロード数では、世界第2位の配車アプリです。
詳しい使い方はこちらで紹介しています。
▼ ダウンロードはこちら ▼
|
|
ネパールでは現金支払のみ。
国によっては、クレジットカードを登録して支払いが可能です(マレーシアでは登録したクレカで支払いができました)。
順番に見ていきましょう。
①日本の電話番号で登録可能
日本出国前に登録しておくと、ネパール到着後すぐに使えて便利です。
もちろん、ネパールの電話番号でも登録可能です。
②日本語で検索できる
inDriveは、目的地を日本語で検索することができます。
すべての目的地に対応しているわけではありませんが、駅や大きな施設などは日本語で検索できるので便利です。
③値段を指定できる
ドライバーを探すときに、目安の金額が表示されます。
目安の金額でドライバーを探すなら、「Auto accept offer of …」の表示をONにします。
金額を指定する場合は、1番下の「Find a driver」をタップ。
この金額より、高く設定することも、低く設定することも、どちらもできます。
- 空車が多そうだから、金額を下げて車を探す
- なかなか捕まらないから、金額を上げて車を探す
というように状況によって使い分けましょう。
目安の金額は、10ルピー単位で表示されます。金額の指定は、1ルピー単位で設定可能です。
inDriveの目安料金は実態に合っていないようで、車がつかまりにくいことがあります。
④遠距離(5km以上)が安い
遠距離だと、Pathaoよりも安くなることが多いです。
ちなみに、inDriveは割引クーポンなど特にありません。
⑤配車される車は大きめ
セダンタイプの車が来ることが多かったです。
子連れにはありがたい。
ネパールの配車アプリ注意点
「Pathao」と「inDrive」どちらにも共通する注意点があります。
①電話がかかってくる
南アジア全体に言えることですが、「配車依頼をしてドライバーが見つかったら安心して待つだけ」という訳にはいきません。
確認のためなのか、ドライバーからほぼ100%電話がかかってきます。
「〇〇の前で待ってる」
「ピックアップポイントのところに来て」
など伝えましょう。
inDriveで日本の電話番号を登録している場合は、メッセージでやり取りをします。
もしくは、WhatsAppなどで直接電話がかかってくることもあります。
みんな英語が使えるので、ネパール語ができなくても大丈夫です。
②ナンバープレートがネパール語で読めない
配車アプリでは、車のナンバープレート4桁が表示されます。
ネパールのナンバープレートは、ネパール語で表記されているので読めません。
- 相手のスマホに自分の名前が表示されているか確認する
- ドライバーの名前を確認する
などして、合っているか確かめましょう。
この機会にネパール数字を覚えてしまうと便利です。
ヒンディー語の数字と同じなので、インドでも役立ちます。
画像引用元:Ling「【音声付】ネパール語の数字(1〜100億)数え方と発音のコツ」
③料金は下1ケタを切り上げて渡す
「427」というように、料金は1の位まで細かく表示されます。
小銭はあまり出回っていないので、きっちりお釣りをもらおうとするとかなり時間がかかります。(近くの店に両替しに行ったりするため)
「430」もしくは「450」と切り上げて渡すとスムーズです。
まとめ ネパールでおすすめの配車アプリ
ネパールで使える「Pathao」と「inDrive」について、ご紹介しました。
- 近距離ならPathao
- 遠距離ならinDrive
など、状況によって使い分けるのがおすすめです。
配車アプリを使って、快適なネパール旅を楽しんでください♪