タイから国際列車で国境を越えて、さらにバタワースまで向かいます。
国際列車の国境越えについて、詳しくはこちらをご覧ください▼
国境の街パダンべサールから、ペナン島の対岸にある街バタワースまで。
列車で2時間ほどの旅を記事にまとめました。
これから旅行する方のお役に立てば嬉しいです。
国境の街「パダンべサール駅」
パダンべサール駅の詳細については、「パダンベサール駅の様子」をご覧ください。
チケット購入方法
購入方法は3つあります。
購入方法を順番に詳しく見ていきましょう。
子どものチケットは、②でしか購入できません
① 券売機で購入する
パネルタッチ式の券売機で購入する方法です。
支払いはクレジットカードなどの電子決済のみ。
現金で支払いたいなら、窓口での購入になります。
また、券売機で子どものチケットは購入できません。(詳しくは後述)
購入方法を順番に見ていきましょう。
1.真ん中の「Komuter Utara」をタップ
2.言語を選択。マレー語か英語のみ
3.「Purchase Ticket」をタップ
4.乗車する路線をタップ(タップすると黄色に変わる)
5.選んだ路線から、目的の駅をタップ
6.必要枚数をタップ
ここで、子どもの枚数を入力することはできますが、IDカードの入力を求められて先に進めなくなります。
このIDカードはマレーシアの身分証のようです。パスポートではできません。
7.クレジットカードなどの電子決済で購入する
このように、大人のみなら券売機での購入が可能です。
② 窓口で購入する
子連れは、この購入方法1択です。
出発の30分前には窓口は開いています。
列車のない時間や昼休みは閉まっているので注意しましょう。
子ども料金は4歳から発生します。
「大人何枚、子ども何枚」と、必要枚数を伝えて購入すればOK。
支払い方法は、現金でもクレジットカードでもどちらでも可能です。
③ クレジットカードのタッチ決済で改札を通る
タッチ決済できるクレジットカードなら、チケットを買わずにそのままタッチして改札を通過できます。
大人だけなら、この方法が1番便利!
でも子どもはできないので、窓口での購入になります。
チケット料金
パダンべサールからバタワースまでは、大人1人 11.4リンギット(368円)。
子どもは、4歳以上から料金が発生します。
値段は、大人の半額で5.7リンギット(184円)です。
乗車券はこんな感じ
時刻表
1日18本の列車が、パダンベサールからバタワースへ向けて運行しています。
朝夕のピークは30分間隔ですが、昼間は2時間間隔の運行です。
1本乗り遅れると、かなり待つことになるので注意してください。
最新の時刻表はKTMB(マレー鉄道)の公式サイトで確認できます。
【パダンべサール → バタワース】
列車番号 | パダンべサール発 | Bukit Mertajam | バタワース着 |
2941 | 5:20 | 7:00 | 7:11 |
2943 | 5:40 | 7:20 | 7:31 |
2945 | 6:00 | 7:40 | 7:51 |
2947 | 6:20 | 8:00 | 8:11 |
2951 | 7:35 | 9:15 | 9:26 |
2955 | 8:35 | 10:15 | 10:26 |
2959 | 10:35 | 12:15 | 12:26 |
2963 | 12:35 | 14:15 | 14:26 |
2967 | 14:35 | 16:15 | 16:26 |
2969 | 15:05 | 16:45 | 16:56 |
2971 | 15:35 | 17:15 | 17:26 |
2975 | 16:35 | 18:20 | 18:31 |
2979 | 17:05 | 18:45 | 18:56 |
2981 | 17:35 | 19:15 | 19:26 |
2985 | 18:35 | 20:15 | 20:26 |
2987 | 19:05 | 20:45 | 20:56 |
2991 | 19:35 | 21:15 | 21:26 |
2997 | 21:35 | 23:15 | 23:26 |
※ Bukit Mertajamは、イポー行きの乗り換え駅です
乗車方法
チケットのQRコードを改札でスキャンして通過します。
降りるときも改札でスキャンするので、チケットはなくさないように‼︎
タッチ決済できる改札なので、対象のクレジットカードを持っていればチケットを買わずに乗車もできます。
改札を通ったら、ホームへ。
「ETS」と「KOMUTER」の案内が出ているので、「KOMUTER」の方に乗ります。
「ETS」はクアラルンプール行きの高速列車です。
ETSとKOMUTERの案内が出ている
出発10分前くらいにドアが開いて乗車開始。
席は満席になります。
最後のほうに乗ったわが家は座れなかったのですが、子どもたちと末っ子を抱っこしている私に席を譲ってくれました。
子連れ旅だからこそ感じる優しさのありがたみ。本当に感謝です。
2時間でバタワースに到着
列車は予定通りに出発。
のどかな風景の中を進みます。
農園が広がる中に、新興住宅地も見られる |
列車のスピードは、東南アジア諸国の中で断トツに速いです(ラオスの新幹線は例外としてノーカウント)。
しかも揺れも少なく、エアコンも効いて、かなり快適です。
ベトナム、タイ、カンボジア、ラオスを旅してきて、デジタル化も1番進んでる印象。
人口規模が小さく、国土も小さいと進めやすいのかもしれませんね。
さて、バタワース駅に着く頃には、車内はかなり空いています。
バタワースの街が見えてきます
ペナン島と橋も見えてきます
バタワース駅に到着。
パダンべサールからバタワースまでの乗車時間は、2時間でした。
交通の要所「バタワース駅」
バタワース駅は、列車、バス、フェリーのターミナル駅になっています。
ここを起点にペナン島やマレーシア各地に行くことができます。
バタワースはペナン島の対岸にある街です。
ペナン島の中心がジョージタウン。その対岸がバタワース
ペナン島は人口80万人の大都市。
一方、対岸のバタワースは人口10万人で、高いビルがちらほらある程度。人も多くなくて、のんびりした雰囲気です。
バタワース駅の様子
ターミナル駅なので、4番線まである大きな駅です。
ホームはこんな感じ。
改札のすぐ外には、チケット販売窓口と券売機があります。
改札の外には小さな売店があります。
駅直結のショッピングモール「ペナン・セントラル」(後述)にはセブンイレブンや飲食店があるので便利です。
外にはロータリーがあり、Grabやmaximなどの配車アプリで迎えに来てもらうこともできます。
フェリーターミナル
鉄道のバタワース駅は、ペナン島に渡るフェリー乗り場と直結しています。
ペナン島へのフェリー旅について、詳しくはこちら▼
鉄道駅を出ると、フェリーターミナルの案内表示があります。案内に従って進んでいきましょう。
奥に見える建物がショッピングモール「ペナン・セントラル」
案内に従って緩やかなスロープをのぼります
フェリー乗り場と「ペナン・セントラル」の分かれ道
フェリー乗り場に進みます
店がいくつか入っていて、オープンエアーの飲食スペースもあります |
地上階にフェリーチケット売場
クーラーの効いた待合室 | コンセントも完備されています |
ペナン島には30分に1本間隔で運行しています
ペナン島へのフェリー旅について、詳しくはこちら▼
バスターミナル
「ペナン・セントラル」の地上階(G)にあるバスターミナルからは、
- バタワース市内の路線バス
- 他の都市へ行く長距離バス
の2種類が発着しています。
長距離バスのチケットカウンターは2階(Level 1)。
ネットでチケットを予約することもできるようです。
路線バスは、バスに乗るときに料金を支払います。
バタワースの路線バスの乗り方について、詳しくはこちら▼
リンク
ペナン・セントラル
各ターミナル直結のショッピングモールで、とても便利。
と言っても、規模はかなり小さくて、入っているテナントは10軒ほど。
セブンイレブン、スタバ、ケンタッキー、MIXUE、Tealiveなどが入っています。
2階(Level 1)には、ATMもあります。
タクシーや配車アプリの利用にも便利です。
タクシー乗り場は、2階(Level 1)。
車の降車場は、3階(Level 2)。
Grabのピックアップポイントは、9階(Level 8)の駐車場。
まとめ 子連れでパダンべサールからバタワースへ
マレーシアの列車は
- 全車両クーラー完備
- スピードが速い
- でも揺れは少ない
- 時間が正確
というように、とても快適です。しかも価格もお手頃。
マレーシアに行ったら、列車で都市間の移動を楽しんでみるのもおすすめです。
鉄道好きの子どもなら、外国の列車に乗れて大喜びすること間違いなし!
ぜひ家族で列車旅を楽しんでみてください♪