壮大で美しい自然を堪能できる、パキスタンの秘境「フンザ」。
7,000m級の山々に囲まれた地域で、車でしか行くことができません。
この記事では、首都イスラマバードからフンザへ、バスで行く方法を詳しくご紹介します。
※ 長時間のバス移動がキツい人は、キルギットまで飛行機で行き、バスに2時間ほど乗ればフンザに到着します。
フンザの見どころやおすすめスポットはこちら▼
https://sekaitabi3kids.com/hunza/
バス乗り場
フンザ行きのバスは、イスラマバード郊外の「ラワールピンディ」から出ます。
「Pirwadhai Bus Terminal Rawalpindi」というバスターミナルです。
大きなバスターミナルでたくさんのバスが並んでいます。

バスターミナルには、各バス会社の窓口や売店、食堂、印刷屋などがあります。
![]() |
![]() |
チケット購入方法
チケットの買い方は2つ。
順番に見ていきましょう。
オンラインで購入する
「BookMe」というアプリで、オンラインチケットを購入することができます。
※ すべてのバス会社のチケットを購入できるわけではないので注意‼︎
![]() |
![]() |
▼ ダウンロードはこちら ▼
|
|
出発地、行き先、日付を選んで検索し、乗りたいバスの座席を選んで購入します。
![]() |
![]() |
支払いは、日本のクレジットカードで決済できます。
当日はバス会社の窓口に行って、チケットを印刷してもらいましょう。
予約アプリ「BookMe」の購入履歴(Booking Detail)でチケットIDを見せればOKです。
バス会社の窓口で購入する
バスターミナルにあるバス会社の窓口に行ってチケットを買うこともできます。
わが家は「NATCO」と言うバス会社のチケットを買いました。
NATCOの購入窓口
NATCOの場所はこちら。
行き先、日付、座席数を伝えて購入します。
わが家が利用した「NATCO」は、当日の出発2時間前でも半分ほど席が空いていました。
チケット料金
料金は、バス会社やバスの種類によって違います。
わが家が乗車した「NATCO」のバスは、直通バスとしては最安で1座席4,047ルピー(2,195円)でした。

他に「DAEWOO Express」や「Faisal Movers」というバス会社にも、フンザ行きの便があります。
DAEWOOは韓国系のバス会社で、お値段少し高めですが、サービスよくて設備もしっかりしていました。(他の都市間移動で利用したときの印象です)
【注意】パスポートとビザのコピーを準備しよう
チケットを購入できたら、パスポートとパキスタンビザのコピーを各10枚ずつ用意してください。
フンザへ行く道の途中で、外国人はチェックを何度も受けます。
その都度、パスポートとビザのコピーを提出する必要があるからです。
コピーは、街の印刷屋さんでやってもらえます。

もちろん、バスターミナルにも印刷屋さんはあります。コピー機や証明写真の見本を掲示しているのが目印です。

A4用紙 1枚10ルピー(5円)で白黒印刷してくれます。
5人家族のわが家は、ぜんぶで80枚印刷しました。
すごいボリューム…。

どんなバスに乗る?
わが家が乗ったフンザへの直通バスは、こんな感じ。

昔ながらのレトロなバスです。
(同じバス会社でもう少し大きな車体のバスもありました)
大きな荷物はバスの上に載せられます。
家具家電などの大きな荷物。街で買って持って帰るのかな。
わが家のスーツケースはバスの下のトランクに入れられました。バックパックとバギーは車内に持ち込むように言われました。
車内はこんな感じです。
![]() |
![]() |
クッションが効いて、座り心地は悪くありません。
リクライニングは、少しだけできました。
肘掛けが剥き出しになっているところも
エアコン付きで、出発前からガンガンに効いていて快適でした。
道の状態はあまりよくないので、バスはかなり揺れます。
酔いやすい人は事前に酔い止めの準備をしたほうがよいと思います。
所要時間は?
イスラマバード(ラワールピンディ)からフンザまで、18時間半かかりました。
(16時半出発、翌11時到着)
予定では16時出発の翌6時着となっていましたが、遅れるのが当たり前という感じでした。
道中の様子については「バスに乗ってみた」を参考にしてください。
休憩はどれくらいある?
わが家が乗った「NATCO」のバスは、計5回の休憩がありました。
タイミングはこんな感じです。
- 21:20〜22:05 夕食休憩
- 2:20〜2:50 トイレ休憩
- 7:00〜7:30 朝食休憩
- 8:20〜8:50 キルギット
- 10:30〜10:45 ガソリンスタンド
休憩の様子など、詳しくは次の「バスに乗ってみた」で書いています。
バスに乗ってみた
フンザ行きのバスは、イスラマバードのラワールピンディから出発します。
2時間前にバスターミナルに到着したわが家は、バス会社の待合室で時間まで過ごしました。
※ なぜそんな早くに行ったのかというと、フンザに行けるか不確実だったからです。
予約アプリ「BookMe」で「外国人はフンザ行きの道路を通れない」という内容が表示されていて、バス会社に何回か電話して聞いても「窓口で聞いてくれ」という返答しかもらえませんでした。
結果は、フンザに行けたのでよかったです。
チケットを事前購入しているなら、30分前くらいに行けば十分と思います。
![]() |
![]() |
待合室は女性専用座席がありました。トイレもあるので長く待つことになっても安心です。
出発予定時刻の15分前、バスに乗り込みました。
後部座席の3シートを購入したのですが、「家族5人だからうしろの2列はぜんぶ使っていいよ」とスタッフさんが言ってくれました。
空いていたからだと思いますが、めちゃくちゃありがたいお言葉!子どもが横になって寝れるのは本当にありがたいことです。
お礼をしっかり伝えて、ありがたく使わせてもらいました。
バスはエアコン付きで、出発前からガンガンにつけてくれます。外が暑かったので、快適でした。
出発まで車内で待っていると、売り子さんが何人もやって来ます。

美味しそうなお菓子を買ってみました。1つ50ルピー(27円)。
![]() |
![]() |
16:30 イスラマバードを出発
バスは16時出発予定のところ、30分遅れで出発しました。
出発してしばらく行ったところで停車して、さらに乗客を乗せます。
これで7割くらい座席が埋まりました。

その後はひたすらフンザに向かって道を進みます。
出発するときはエアコンがついていましたが、出発してしばらくするとバスのスタッフがすべての窓を全開にしました。空気の入れ替え?
窓開けてるとさすがに寒いので、15分位すると乗客がそれぞれ窓を閉め始めました。
19:30 書類確認
パスポートとビザのコピーそれぞれ10枚ずつを、バスのスタッフに渡します。

5人分なのでかなりの量です。
このあたりから、バスが進むに連れて、山道のため揺れが激しくなります。
20:30 最初の検問
車内に検査官が入ってきました。人数、国籍、どこからどこへ行くかの確認のみでした。
バスの中に外国人は私たちだけだったので、5分ほどで終了。
21:20 夕食休憩
最初の休憩は出発から5時間後。
トイレの近い長男が途中で我慢できないのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。乗車前にトイレを済ませる、あまり水分を摂りすぎない、という基本的なことをしておいてよかったです。
停車したのは、ベシャム(Besham)という街の近くのサービスエリアみたいなところです。場所はこのあたり。
川沿いの場所で、小さな売店や食堂があります。
![]() |
![]() |
トイレもあります。手動水洗トイレなので、置いてある水瓶に水をためて流します。
![]() |
![]() |
遅めの夕食は、乗客の人たちで賑わっている小さな店に入って、ゆで卵の入った温かいスープを食べました。1つ150ルピー(81円)。

標高が上がって肌寒くなってきたので、温まれてよかったです。
あとは売店で買ったクッキーを食べてお腹を満たしました。
22:20、22:30 検問
検査官が車内に入って質問してくることはありませんでした。
乗客が眠りにつくころ、車内にパキスタン歌謡曲が流れ始めます。
ドライバーさんの居眠り防止のため?
夜中ずっと流れていました。子どもたちは気にせずに寝ていたのでよかったです。
激しい揺れでも、音楽かかってても眠れる
2:20 トイレ休憩
夜中に2回目の休憩がありました。このあたりで停車しました。
インダス川の支流が間近に流れている場所でした。
ちょうどスーパームーンの日で、月明かりでとても明るかったです。
![]() |
![]() |
ここも小さな食堂やトイレがありました。
川の水を引いた手洗い場。水が豊かでキレイ。
インダス川沿いをさかのぼって、バスはさらに山道を進みます。相変わらず揺れまくりです。
7:00 朝食休憩
1歳の末っ子を抱っこしながら、激しく揺れる車内で軽く睡眠をとって朝を迎えました。
朝食休憩は、ジャグロット(Jaglot)という街の近くの場所です。

軽くスナックやクッキーを食べて朝食にしました。
かなり山深くなってきて寒かったので、道路の向かいにある店で買ったチャイを飲んで、温まりました。1杯80ルピー(43円)。
8:20 ギルギット到着
ようやくフンザから1番近い、大きな街ギルギット(Gilgit)に到着。

空港もあるので、ここからバスでフンザに入る人も多いそうです。
ここで乗客の半分くらいは降りました。
新たに乗り込んでくる乗客も少しいます。
荷物の積み下ろしで、30分ほど停車してからまた出発。
ギルギットを過ぎて空いてきた車内
川沿いを上流に向かってどんどん進んでいきます。
道はぐねぐね&ガタガタでよく揺れます。
迫力の景色が続く
検問は2か所ありました。
検査官が車内に入ってくることはなく、バススタッフさんがやり取りするだけでスムーズに通過しました。
バスは道のところどころで停車し、乗客が少しずつ降りていきます。
フンザに着く頃には車内はガラガラになっていました。
10:30 ガソリンスタンド
フンザ到着目前でガソリンスタンドに停車。
トイレに行く人たちもいたので、わが家の子どもたちも行かせてもらいました。

11:00 NATCOバスターミナルに到着
そして、ついにフンザに到着…‼︎
NATCOのバス停車位置は、だいたいこのあたり。

フンザのアリ・アバド(Ali Abad)地区に停まります。
前日の16時半に出発したので、18時間半の道のりでした。本当に疲れました…。
バスターミナルにはタクシーが停まっていて客引きされます。
少し離れたカリマバード(Karimabad)地区に行きたかったので乗せてもらいました。
料金は1,000ルピー(543円)。値下げ交渉しても断られましたが、別にボッタクリではなさそうなので、言い値で乗りました。
ミニワゴンのタクシー
まとめ イスラマバードからフンザへバス移動
パキスタンの秘境「フンザ」は、風の谷のナウシカのモデルとなった土地としても有名です。
人生で一度は行く価値あり。自信を持っておすすめできる場所でした。
ただ、イスラマバードからバスはかなりキツかったです…。
もし次回行くなら、キルギットまで飛行機で行くか、途中の街で泊まりながら刻んで行きたいです。
とは言え、この記事がイスラマバードから直接フンザへ行きたい人の参考になれば嬉しいです。
フンザの見どころやおすすめスポットはこちら▼
https://sekaitabi3kids.com/hunza/