世界遺産の街ルアンパバーンの郊外にある、クアンシーの滝。
子ども3人と一緒に行ってきました。
その体験をもとに、クアンシーの滝への行き方や料金などについてご紹介します。
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クアンシーの滝とは?
ルアンパバーン市内から車で1時間ほどのところにある、メコン川の支流です。
乳白色がかったエメラルドグリーンで、乾季でも豊富な水量をたたえています。
川の流れが緩やかなところでは、泳ぐこともできます。
滝の周辺では、トレッキングも楽しめます。
滝周辺のトレッキングルート
行き方と料金
クアンシーの滝への行き方は、大きく3つ。
それぞれの行き方と料金を順番に見ていきましょう。
(子連れには、時間が調整しやすい①か③の行き方がおすすめです)
① 乗合バスかトゥクトゥクで行く
それぞれどんな乗り物か見てみましょう。
《 乗合バス 》
- 大きなハイエース(大人が15人ほど乗れる)
- クーラー付き、クッションの座席で快適
- ツアー会社や宿泊先でチケット手配
子ども連れには、ミニバンの乗合バスがおすすめです。
クアンシーの滝まで1時間ほど。
クーラーの効いた快適な車内で移動することができます。
わが家は、ゲストハウスで クアンシーの滝へ行く乗合バスのチケットを手配しました。
往復で1座席100,000キープ(710円)。
大通り沿いにあるツアー会社も同じ価格です。
わが家は3座席予約。
7歳長男に1座席、4歳次男と0歳末っ子は、大人の膝上に座るの計算です。
家族5人で300,000キープ(2,130円)でした。
ミニバン座席購入の控え
わが家としては、トゥクトゥクやレンタカーよりもコスパがよかったです。
《 トゥクトゥク 》
- トラックの荷台を座席に改造したもの
- 座席は硬く、吹きさらし
- 道に停まっているトゥクトゥクに自分で交渉
トゥクトゥクは、相乗りでたくさん人が乗れば、1人当たりの料金は安くなります。
ただ、自分で値段交渉が必要です。
道を歩いているとよく客引きに会いましたが、家族5人で800,000キープ(5,680円)や500,000キープ(3,550円)とふっかけてきます。
交渉が面倒なのもあって、ミニバンの乗合バスにしました。
② ツアーに申し込む
クアンシーの滝周辺を1日楽しむもの、他のアクティビティと組み合わせて周遊するもの。
街中にあるツアー会社では、さまざまなツアーが用意されています。
他のツアー客と一緒にまわるのは、子ども連れだとたいへんかもしれません。
大人のペースに子どもを合わせて動くことになるからです。
プライベートツアーにすると、自分たちのペースで動けます。ただ、料金は高くなりますが…。
③ 乗り物をレンタルして自分で行く
車やバイクをレンタルして、自分たちで行くこともできます。
街中のレンタルショップで借ります。
参考までに、レンタル料金を掲載しておきます(2024年3月時点)。
8時間 | 24時間 | |
2人乗りバイク | 240,000 kip (1,704円) |
180,000 kip (1,278円) |
4人乗り自動車 | 850,000 kip (6,035円) |
1,100,000 kip (7,810円) |
※ レンタルショップによって値段は異なります
クアンシーの滝を楽しむ1日の流れ
わが家は乗り合いミニバンの送迎サービスで、クアンシーの滝へ行きました。
その1日の流れをご紹介します。
11:00 ゲストハウスでピックアップ
宿泊先までミニバンが迎えに来てくれます。
だいたいの時間を言われるので、宿泊先で待機しておきましょう。
3シート繋がった席を用意してくれていたので、家族全員で横並びに座れました。
乗り合いミニバンなので、各ホテルを順番にまわってピックアップして満席にしていきます。
満席になったら、いよいよクアンシーの滝へ。
道は舗装されていましたが、穴が開いていたりガタガタだったりで、車のスピードはあまり出せません。
山道でカーブも多いので、酔いやすい人はたいへんかもです。
道の両脇は未舗装なので砂ぼこりもすごい。
「トゥクトゥクで行かなくてよかった…」と、このとき思いました。
12:10 クアンシーの滝の駐車場に到着
15時に戻ってくるように、ドライバーさんから言われました。
駐車場には、同じミニバンが大量に停まっています。
乗り間違えないように、ミニバンのナンバープレートを写真に撮っておきましょう。
駐車場には、売店やトイレもあるので安心です。
クアンシーの滝へは、この駐車場から電動カートで向かいます。
入場料は1人60,000キーブ(426円)。
120cm未満の子どもは無料。
駐車場の奥にチケット窓口 | 120cm未満の子どもは無料 |
チケットを購入したら、電動カート乗り場へ。
チケット | カート乗り場 |
電動カートは、8割以上乗ったら出発する感じでした。
常時行き来してるので、待つことはなさそうです。
集落のある山道を電動カートで5分ほど のぼります。
道の途中に、バタフライパークというのもあります。
一緒にカートに乗ったお姉さんがそこのスタッフさんで、パンフレットをくれました。
おもしろそうですが、短時間の滞在なので行けませんでした。残念。
12:20 クアンシーの滝公園に到着
電動カートを降りると、屋台がたくさん。食べ物や雑貨の店が並んでいます。
少し坂をのぼって、公園の入口に到着。
ここで購入したチケットを確認されます。
ここからクアンシーの滝までの行き方は、2つ。
- 川沿いの山道
- 舗装された坂道
わが家は、行きは舗装された坂道で行くことにしました。
子ども連れで、20分ほど歩きます。
ルートマップ | まぁまぁの坂道 |
途中にツキノワグマの保護施設があります。
寝転ぶツキノワグマ | 日本語の案内板 |
13:00 クアンシーの滝に到着
キレイなエメラルドグリーンの水の色と滝の迫力がすごい。
滝を鑑賞したら、川沿いに道を下って行きます。
途中、滝を眺めながら食べられるレストランもありました。
コーラは15,000 kip(107円)、料理は1皿70,000〜90,000 kip(497〜639円)でした。
外の屋台で買った軽食を食べる人が多く、レストランは空いていました。
13:20 クアンシーの滝下流で泳ぐ
流れが緩やかなところでは、泳ぐこともできます。
冷たくて気持ちがいいようです。
わが家は浮き輪を忘れたので、手前の岩場のあたりだけで遊びました。
それでも子どもたちは十分に楽しんでいて、よかったです。
泳げる人たちは、滝の近くまで行っていました。
14:15 水からあがって駐車場へ向かう
30分ほど水遊びを楽しんだら、着替えて山道を下って戻ります。
子連れは着替えや移動に時間がかかるので、滝を楽しんだのはぜんぶで1時間ほどでした。
下りの山道は注意 | 公園の内にも外にもトイレあるので安心 |
公園の入口まで山道を下り、電動カートに乗って駐車場へ戻ります。
15:00 ミニバンで駐車場を出発
全員ミニバンに戻ってきたら、ルアンパバーン市街へ戻ります。
帰りは疲れて寝てしまいました。
16:00 ルアンパバーン市街に到着
ナイトマーケット近くで全員降ります。
夕方になり、屋台が少しずつ営業し始めているので、体力が残っていればそのままナイトマーケットを散策することもできます。
ミニバンの送迎は、11時に出発して16時に戻ってきました。
小さい子ども連れには、半日くらいで気軽に楽しめる感じが良かったです。
クアンシーの滝を楽しむための注意点
子どもと一緒にクアンシーの滝を楽しむために、気をつけたほうがいいことは4つ。
順番に見ていきましょう。
① 必ず大人が付き添う
子どもが水遊びするときの大前提です。
急に深くなっているところがあったり、滑りやすいところがあったりします。
見守るだけてなく、必ず付き添いましょう。
② 水着、浮き輪、サンダルを持っていこう
水の中に入るのなら、水着は必須。
浮き輪があると、プールのように水が溜まった部分で遊ぶこともできます。
この部分は深いので、子どもは浮き輪が必要です。
川周辺は岩場になっています。
足元はビーチサンダルではなく、岩場を歩けるような かかとのあるサンダルだとベストです。
③ 体を冷やしすぎないようにしよう
クアンシーの滝は川なので、水が冷たいです。
ずっと浸かっていると、かなり体が冷えてしまいます。
子どもたちはずっと遊びたがりますが、体調を見ながら長時間浸かりすぎないように声かけしましょう。
④ 更衣室やシャワーがなくても着替えられるようにしよう
専用の更衣室やシャワーはありません。
トイレで着替えてもいいですが、子ども連れだと狭くてやりにくいかもしれません。
- 大きめのバスタオルで体を隠して着替える
- 行くときは事前に水着を着ておく
など工夫すると着替えがスムーズです。
まとめ 子連れでクアンシーの滝
家族5人で、ルアンパバーンに5日滞在しました。
世界遺産ルアンパバーンの街並みや寺院を楽しんだら、郊外まで行って豊かな自然を楽しむこともできます。
クアンシーの滝は、小さい子ども連れでも楽しめるのでおすすめです♪
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