旅ガイド

【タイ・カンボジア子連れ旅】シェムリアップからバスで国境へ丨ポイペトからアランヤへ歩いて国境越え

タイとカンボジアの間には、国境を歩いて通過できるおもしろい場所があります。

子ども3人と東南アジアを巡っているときに、カンボジア「ポイペト」からタイ「アランヤ」へ徒歩で国境を越えました。

この記事では、シェムリアップからポイペトまでのバス移動、徒歩での国境越えについて詳しく紹介します。

シェムリアップからポイペトまで|バスの乗り方

アンコールワット観光の拠点となる街、シェムリアップ。

このシェムリアップから国境の街ポイペトまでは、バス移動になります。

シェムリアップ発バンコク行きのバスに乗車して、国境で途中下車します。

 

チケット購入方法

わが家は「VET Express」というアプリで購入しました。

▼ ダウンロードはこちら ▼

 

街中の旅行代理店や宿泊先のホテルに依頼して、チケットを手配することもできます。

 

チケット料金

わが家が乗車した「VET Express」というバスの料金は、シェムリアップから国境のポイペトまで 1座席12ドル(1,848円)です。

子ども料金はありません。必要な座席数を購入します。

ちなみに、シェムリアップからタイのバンコクまでは1座席●リアル(●円)です。

 

バス乗り場

バス乗り場はこちら。

Googleマップでは、バス乗り場としてピンは打たれていませんが、この場所の空き地にバスが停車しています。

出発30分前に到着すると、もうバスが停まっていました。

アプリで予約したバウチャーを受付で見せます。

確認されたあとに、乗車券を渡されました。


降車場所の「ポイペト」、座席番号「27-28-29」が記入されています。

他の乗客たちはバンコク行きなので、アライバルカードを事前に記入していました。

わが家はタイ国境手前のポイペトで下りるので、アライバルカードはもらえませんでした。

自分たちでタイ国境管理事務所に行って、カードをもらって書くとのことです。

荷物預かりの控えも、バスで国境を越えない乗客には必要ないとのことで何ももらいませんでした。

 

所要時間

シェムリアップから国境のポイペトまで、バスで約3時間です。
(朝8時出発、11時には国境ポイペトに到着)

途中休憩なし。乗客の乗り降りで数回停車しただけで、あとはノンストップで国境まで進みます。

 

車内の様子

バスは2階建てで、ほとんどの座席が2階にあります。

1階には、座席が4席ほどあり、あとはトイレと荷物収納場所です。

バスはほぼ満席でした。

5人家族で3席とったので、2座席と1座席に分かれて座ります。

2座席に夫と長男次男が座り、私と末っ子は1座席に座りました。

 



 

シェムリアップからポイペトへ

バスは定刻通り8時に出発。

添乗員さんから国境越えやバンコクでの降車場所について説明があります。
(わが家は途中下車なので、よく聞いてませんでした)

説明のあと、水とクロワッサンが配られました。クロワッサンが美味しかったです!

広大な平野をバスは進みます。大陸は規模が大きい!

街と街の間は、のどかな風景が続く

途中、小さな街で1人降りただけで、ノンストップで国境まで進みました。

国境に近づくと国際鉄道の線路が見えてきます。いまは稼働していないようです。

11時前に、国境のポイペト出入国管理事務所の近くで、バスは停まります。

ここで乗客全員が降ります。

わが家以外の乗客はバンコクまで行くので、乗務員さんに従って出国手続きに向かいました。

私たちはバスに乗せていた荷物を受け取ってから、出入国管理事務所へ向かいます。

バスでバンコクまで行く乗客の荷物は、ポーターさんがタイ側まで運んでくれるようです。

 

道路脇には、いまは稼働していないカンボジア-タイの国際鉄道があります。

その線路の上を歩いて、出入国管理事務所へ向かいます。

 

出国する前に、残ったカンボジアリエルを使い切るため、セブンイレブンへ。歩いて10分ほどのところにあります。

子どもたち希望のアイスとフローズンファンタを買いました。

端数の400リエル(14円)は募金箱へ。

アイスとクーラーで涼んだら、また出入国管理事務所へ戻ります。

国境にはカジノがたくさんある

 

カンボジア「ポイペト出入国管理事務所」

場所はこちら。

階段の上に外国人用、右側の通路にカンボジア人用のチェックゲートがあります。

カンボジア人用の1階通路を回り込めば、エレベーターがあります。キャリーケースやバギーがある場合は、こちらを利用しましょう。

出国チェックは、小さい子ども連れなので優先レーンを通してくれました。

並ばずにすぐに進めて、感謝です。

出国チェックには、パスポートとカンボジアのe-VISAを印刷したものが必要です。事前に準備しておきましょう。

大人だけ指紋をスキャンされて、すぐに出国チェックは終了。

ゲート通過後のエレベーターは壊れていたので、チェック前のエレベーターに戻って1階に降りて、そこから外に出ました。

 



 

タイ・カンボジア国境の友好橋を徒歩で渡る

カンボジア側の出入国管理事務所を出ると、すぐ先にタイの出入国管理事務所が見えています。

タイ国旗が掲げられた奥の建物がタイの出入国管理事務所

そのまま歩くと小さな川にかかった小さな橋を渡ります。

これがタイとカンボジアの国境です。

タイとカンボジアの国旗が掲げられた友好橋

タイ側に入りました

 

タイ「アランヤプラテート出入国管理事務所」

場所はこちら。

奥に進むと、外国人用のチェックゲート(Passport controlと表示されています)の入口があります。

その入口に立つ係員さんがアライバルカードを手渡してくれました。

アライバルカードは両面記入が必要です。

タイ住所はホテル名だけでOK。
メールアドレスも記入しなくてOK。

タイの入国は、めちゃくちゃ並びます。
ボールペンを持参して、並びながら記入するのがおすすめです!
わが家は1階の机で書いてから並んだので、記入と並び待ちで1時間半もかかりました…。反省。

家族5人分のアライバルカード記入は、30分ほどかかります。

夫婦2人で手分けして書けばマシですが、末っ子の授乳で私が離脱したので時間がよりかかりました…。

記入が終わったら、エスカレーターで2階へ。

チェックゲートには80人くらい並んでいました。

子連れの優先レーンはありません。

仕方ないので順番に並んで、1時間ほどで通過しました。

子どもたちがはしゃぎ回ったり、ケンカしたりするのをなだめながら約1時間並ぶのはけっこうキツかったです。

チェック待ちの列はひどいですが、パスポートチェック自体はスムーズです。

1人ずつカメラの前に立って顔を撮影します。

赤ちゃんも撮影が必要なので、末っ子は抱っこひもから取り出して撮影。

大人は指紋スキャンもあります。

ゲート通行料などのお金を請求されることはありません。

特に質問などなく、スムーズにチェックを通過できました。

無事にタイに入国できましたが、時刻はもう14時前になっていました。

外に出ると宝くじ売りがズラリ。タイらしい風景

 

国境付近は駐車禁止のコーンが並べられていて、タクシーやトゥクトゥクが一切停まっていません。

Grabで車を呼んでみましたが、なかなかつかまらないので、国境近くのKFCで休憩。

夫が近くのATMでタイバーツを引き出しに行き、ついでにトゥクトゥクをつかまえてきてくれました。

6kmの距離で、120バーツ(504円)。ドライバーさんは、ちゃんと距離から料金を計算しているようでした。

荷物を後ろにくくりつけて積んでくれる

 

アランヤのナイトマーケット

アランヤで1泊のわが家は、夜にナイトマーケットへ行ってみました。

場所は、鉄道駅「Aranyaprathet(アランやプラテート)」の南西にある広場です。

Googleマップ上では何もない空き地ですが、夜にはマーケットが開かれます。

反対に、近くのバス乗り場にあると表示される「Rotfai Market」はなくなっていました。

 

カンボジアから入ると、タイの食の豊かさを強烈に感じます。

揚げ物、串焼き、ソーセージ、おやき、…。

美味しそうなものをとりあえず順番に食べていきました。

焼き鳥は日本と同じような甘いタレの味。子どもたちも気に入ったようでした。

串焼きは1つ10バーツ(42円)

フライドチキンもあって、長男が気に入り2本も食べました。

フライドチキンは1つ20バーツ(84円)

丸いソーセージは、この地方(タイ東北部)の食べ物。

10バーツで5個のソーセージとキャベツ、タレをつけてくれる

美味しすぎて、揚げ物など油っこいものばかり食べてしまいました…。

カンボジアのご飯も美味しかったけど、タイは安くて美味しすぎるものに溢れています。

気をつけないと絶対太る!

 



 

まとめ 子連れでタイ・カンボジア国境を徒歩で越える

歩いて国境を越える体験ができる、アランヤ – ポイペト間の国境。

子どもと一緒に国境を越えて、違いを見比べてみるのも楽しいです。

これから国境越えする方の参考になれば嬉しいです。