旅ガイド

【ベトナム子連れ旅】寝台列車で縦断丨チケット購入方法や注意点を紹介!

南北に長細い国、ベトナム。

  • ハノイからダナン
  • ダナンからホーチミン

子ども3人と、2回に分けて寝台列車で移動しました。

実際の体験をもとに、ベトナム寝台列車のチケット購入方法注意点をご紹介します。

ベトナムの寝台列車とは?

ベトナム寝台列車のチケット購入方法やベッドの種類についてご紹介します。

チケットの種類

寝台列車のチケットは、3種類あります。

ハノイダナン ダナンホーチミン
6ベッド 1,010,000VND
(6,060円)
830,000VND
(4,980円)
4ベッド
(ノーマル)
1,046,000VND
(6,276円)
942,000VND
(5,652円)
4ベッド
(VIP)
1,700,000VND
(10,200円)

※ オンラインBAOLAUで予約した場合。
※ 金額は時期や時間帯によって変動します。

 

それぞれどんな部屋か、順番に見ていきましょう。

 

1部屋に6つのベッド

両側に3シートずつのベッドがあり、1部屋に6人寝ることができます。

  • 【ハノイ→ダナン】
    1シート1,010,000VND(6,060円)
  • 【ダナン→ホーチミン】
    1シート830,000VND(4,980円)

※ オンラインBAOLAUで予約した場合。
※ 金額は時期や時間帯によって変動します。

 

1部屋に4つのベッド(ノーマル)

両側に2シートずつベッドがあるコンパートメントです。

  • 【ハノイ→ダナン】
    1シート1,046,000VND(6,276円)
  • 【ダナン→ホーチミン】
    1シート942,000VND(5,652円)

※ オンラインBAOLAUで予約した場合。
※ 金額は時期や時間帯によって変動します。

ベッドの寝心地は、6人部屋も4人部屋も違いはありませんでした。

 

1部屋に4つのベッド(VIP)

設備はノーマルと変わりませんが、少し豪華な装飾と水やお菓子がついています。

  • 【ハノイ→ダナン】
    1シート1,700,000VND(10,200円)

※ オンラインBAOLAUで予約した場合。
※ 金額は時期や時間帯によって変動します。

 

チケットの購入方法

購入方法は、主に2つです。

料金 支払方法
駅の窓口 1,550,000VND
(9,300円)
現金
オンライン 1,700,000VND
(10,200円)
クレジットカード

※ 料金は、ハノイ→ダナンの金額。
※ 料金は時期や時間帯によって変動します。
※ オンラインは、BAOLAU(バオラウ)で購入した場合。

 

それぞれの購入方法を順番に見ていきましょう。

 

駅の窓口で購入する

 

各駅には、外国人用のチケット購入窓口があります。

行き先、日時、シートの種類、人数を伝えて購入します。

支払いは現金のみです。

1つの例ですが、ハノイ→ダナンのVIPシートは、オンラインより約250,000VND(1,500円)安く購入できます。(時期や時間帯により価格は変動します)

 

オンラインで購入する

オンライン購入は、「BAOLAU(バオラウ)」でするのが分かりやすくておすすめです。

手数料がかかるので、駅窓口で購入するより割高になります。

BAOLAUの子ども料金
  • 6歳未満の添い寝は無料。個人情報登録の必要もなし。
  • 6〜9歳は、25%割引。
  • 10歳以上は、大人と同額。

 



寝台列車の乗り方

ベトナムの寝台列車の乗車方法を具体的にご紹介します。

出発時刻の1時間前までには駅に到着しておくと安心です。

 

ハノイ駅

ハノイ駅では、予約したBAOLAU(バオラウ)のバウチャーを見せると特別待合室に通してもらえました。

ゆっくり大きなソファーに座れて快適

トイレもキレイでした。

列車の準備ができたら、スタッフさんから乗車の案内があります。

出発30分前には乗車開始です。

 

ダナン駅

ダナン駅は、一般の待合室のみ。

次の列車の乗客が中の待合室で待ち、それ以外の乗客は外のベンチで待ちます。

ダナンは途中駅なので、遅延することも多いようです。

わが家が乗車するときは、30分遅延していました。駅の電光掲示板で遅延情報を確認できます。

1本列車が出発すると、中の待合室はガラガラに。

予約したBAOLAU(バオラウ)のバウチャーを改札で見せて中の待合室に入ります。

列車が到着すると、ホームの改札が開きます。

ダナン駅は、線路に直接降りて列車に乗るやり方でした。

車両の入口の乗務員さんにバウチャーを見せて乗り込みます。

段差がすごいので、子どもの乗車や荷物を上げるのを手伝ってくれます。

 

寝台列車の中はどんな感じ?

列車に入ると、通路に沿ってコンパートメント(客室)が並んでいます。

各ベッドには、枕と薄いブランケットがついています。

5人家族のわが家は、ベッドを3つ予約しました。

4人部屋、6人部屋、どちらの場合も他の乗客はおらず、貸し切りでした。

1月のオフシーズンだったからか、ベトナムの寝台列車は空いていました。

地元の人たちは、速くて安い寝台バスを利用するようです。

寝台列車の乗客は、外国人旅行者が多い印象でした。

ベッドは3つしか予約しませんでしたが、他の乗客がいなかったので、子どもたちは1人1ベッドで寝れました。

0歳の末っ子は、落ちないようにガードしながら添い寝です。

ちなみに、6人部屋の場合、2段目のベッドを上げてステップで固定すると最下段に座りやすいです。

列車のドアは手動で開け閉めするので、停車時には各場所に乗務員さんが立ちます。

 

荷物の収納スペースは?

扉の上に収納スペースがあるので、リュックなどの荷物を入れられます。

わが家はバギーも折り畳んで収納しました。

6人部屋の収納スペースは4人部屋よりも小さめです。

でも、バギーを入れることはできました。

スーツケースは重いので、足元で保管。

 

車内販売

定期的にワゴンで車内販売が来てくれるので、飲み物やスナックなどを買うことができます。

もし車内販売が来なくても、乗務員さんにお願いすれば購入できます。

夕方出発の列車では、夕食を注文してみました。1つ50,000VND(300円)。

お金を支払うと、引換券をもらえました。

しばらくすると、料理をのせたワゴン2台と乗務員さんが2人来て、ご飯を盛りつけてくれます。

具材はどれがいいか確認されたので、とりあえずぜんぶのせてほしいと伝えました。

  • 豚肉と一緒に入っていた大根は、味が染みて美味しい
  • 塩味の煎った豆は、ご飯と一緒に食べるのが合う
  • スープもついていて、満足!

朝ご飯も車内販売していましたが、わが家は持ち込んだ水やパン、果物を食べました。

車窓からの景色を眺めながら朝食

 



ベトナム寝台列車の注意点

ベトナムの寝台列車に乗るときに気をつけることをご紹介します。

順番に見ていきましょう。

 

長袖や長ズボンを用意しておく

就寝時間帯の車内は、かなり寒いです。

エアコンに風量の調整弁がついていますが、最大限閉じても寒さは変わりません。

(左)全開、(右)全閉。閉じても寒さは変わらず

夜は寒いという前提で、服を準備しましょう。

長袖、上着、長ズボン、靴下など、必要なものをすぐ出せるようにしておくと安心です。

 

虫対策が必要かも

寝台列車では乗客が飲食もするので、蚊やゴキブリなどがいることもあります。

乗車してすぐに「押すだけベーブ」を客室内にプッシュ。

しばらくすると、虫たちは動かなくなります。

年季の入った古めの車両に乗るときは、虫との遭遇率が高いです。

比較的新しい車両の場合、虫はほぼいませんでした。

チケット購入時点では、列車が新しいのか古いのか分かりません。運次第ですね。

 

トイレは壊れてる確率が高い

ベトナム寝台車では、半分の確率でトイレの水が流れませんでした

ホースがついていたら、それで流せます。

ホースが破損しているトイレもあったので、先に設備を確認しておくのがいいと思います。

そうすれば、子どもがトイレに行きたいときに、スムーズに使えるトイレに誘導できます。

 



 

まとめ 子どもと寝台列車でベトナム縦断

ベトナム国内を早く安く移動するなら、バスがおすすめ。

でもせっかくなら、子どもと一緒にベトナムの寝台列車で のんびり旅の雰囲気を味わうのも楽しいです。

列車移動は、車内を自由に動き回れるので、子ども連れにはありがたい。

ベトナム子連れ旅では、ぜひ寝台列車に乗ってみてください♪