旅するなら一度はやってみたい、陸路での国境越え。
2024年9月に、子ども3人とネパールからインドへ陸路で国境を越えました。
実際の体験から、国境越えの様子を詳しくご紹介します。
国境を越える手順
ネパールの「バイラワ」からインドの「ソノーリ」へ国境を越える手順は以下のようになります。
インドからネパールに入国する場合は、逆の順序で進めばOKです。
各場所で、手数料などの金銭を要求されることはありません。
それぞれの様子について、順番に詳しくご紹介していきます。
① ネパールのイミグレ
バイラワ市内からネパールのイミグレまで、トゥクトゥクで100〜200ルピー(110〜220円)です。
配車アプリは使えないので、流しのトゥクトゥクをつかまえましょう。
10分ほどでネパールのイミグレに到着します。
※「Hotel Namaste Nepal」と表示されますが、現在はここの建物がネパールのイミグレになっています。
イミグレには、スリランカから仏教聖地巡礼に来た団体さんたちが並んでいました。
白い服を着て聖地巡礼をする。スリランカの仏教徒たちは熱心な印象。
窓口は1つしか開いておらず、順番に並んで待つしかないか…と長期戦を覚悟。
しかし、係員さんが出てきて窓口をもう1つ開けてくれ、先に出国の手続きをさせてもらいました。
1人ずつパスポートの確認とカメラでの撮影をするだけ。
家族5人、15分ほどで出国手続きは終了しました。
ネパールのイミグレが終わったら、インド国境のチェックポイントへ向かいます。
イミグレ周辺には、インド人リキシャワーラーたちが待ち構えています。
「ネパールのトゥクトゥクは、ネパールのイミグレからインド国境までは行けない」と強引な客引き。
大人なら歩いていけそうでしたが、かなり暑すぎたので子どもたちはリキシャに乗せることにしました。
「100ネパールルピーしか残ってない」
「インドルピー持ってない」
と押し切り、100ネパールルピー(110円)でインド国境まで子どもたちと私がリキシャに乗りました。
子ども3人と大人1人と荷物を乗せて国境まで行ってもらう
インド国境に向かって進む
夫は歩いて、リキシャについて来ました。
道が混んでるので、徒歩の夫のほうが先に到着。
② インドの国境チェックポイント
国境には、インドのチェックポイントがあります。
場所はゲートの東側です。
ネパールから国境を越えると、左側にチェックポイントはあります。
奥の机があるところでチェックされ、そのあと手前のテントで荷物検査を受ける
チェックポイントで確認されるのは、以下の内容です。
- パスポート
- 印刷したインドの eビザ
右側に写真があるページだけ渡せばOK
- ネパールのどの街から来たか?
→(例)ルンビニ
- インドのどの街に行くのか?
→(例)ゴーラクプル
係員が名前やパスポート番号、聞き取った内容などをノートに書き記していきます。
インドはノートに書き記すのが、ほんとに好きですよね。
ホテルとかも必ず手書きで名簿つけてますし。
パスポートチェックが終わったら、荷物検査です。
わが家が荷物検査を受けようと並ぶと、何も確認せずに「行っていいよ」と通してくれました。
外国人旅行者に対しては検査がゆるいのでしょうか。他の人たちは並んで検査を受けていました。
国境のチェックポイントを通過したら、次はインドのイミグレに向かいます。
ここを通過したらインド。インドのイミグレに向かおう。
③ インドのイミグレ
国境のチェックポイントから約800m行くと、右側に外国人用のイミグレがあります。
国境から歩いて10分ほどかかります。
道沿いには、売店やATMがあるのでインド旅の準備もできます。
わが家はインド再入国だったので、airtelのリチャージをしました。
1日1.5ギガ、28日間で300ルピー(580円)
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インドに入ると一気に客引きがしつこくなります。
徒歩でイミグレに向かう場合は、華麗にスルーしましょう。
インドのイミグレは「ここで合ってる?」と心配になる雰囲気。
門を入って右手側に進みましょう。
右手奥にイミグレがあります。
入国カードを記入して、パスポートと印刷したeビザ を一緒に提出します。
提示するeビザは、右側に写真があるページだけでOK
家族5人の手続きが終わるまで、1時間弱かかりました…。
ソノーリからゴーラクプルへ
国境の街「ソノーリ」から、最寄りの大きな街「ゴーラクプル」へ。
バスやタクシーで行くことができます。
バスの詳しい行き方はこちらをご覧ください▼
リンク
バスは1座席149ルピー(288円)。ただし、エアコン無しです。
タクシーで行くなら2,000ルピー(3,860円)くらいです。
まとめ バイラワからソノーリへの国境越え
ネパールからインドへ陸路での国境越えは、事前情報が少なく、実際に行ってみないと分からないこととも多かったです。
事前に把握しておきたかった国境越えの情報をまとめました。
以前のソノーリでは強盗がよくあったそうですが、国境には警察も配置されており、2024年9月時点では身の危険を感じることはありませんでした。
国境越えについて、この記事ができる少しでも参考になれば嬉しいです。